悪い口コミ比率は20%未満なら安心♪

コスパが高評価だとそれ以外の項目が低評価になるという真実

単なる宿泊料金の安さではなく、コストパフォーマンスで宿を選びたいのですが、良い方法はありますか。

このブログでは宿の評価点(パフォーマンス)に基づき算定した基準となる宿泊料金(コスト)を明記しています。この基準料金と実際の宿泊料金の差を把握することで、コスパで高評価なのか、それ以外の項目で高評価なのかを把握できます。また、他の宿とのコスパ比較が容易になります。

コスパが高評価だとそれ以外が低評価になる?どういうこと?意味不明~と思う方がほとんどかと思います。少し長い文章になってしまいましたが、表なども入れてわかりやすく解説したつもりなので、意味不明~と思いつつ興味のある方は読んで頂けると幸いです。

予約サイトなどにおけるコストパフォーマンスに関する情報

本当のお金持ちは知りませんが、私たちにとって、コスパは宿選びにおける大事な要素のはずです。無意識のうちか、意識してかは別として、宿選びではコスパについても必ず考慮しています。

情報に対する需要はあるため、予約サイトなどでもコスパに関する情報はありますが、その形式はまちまちです。コスパが良い宿に関する特集記事があるだけのサイトがほとんどですが、一休キラリトのように「コスパの良い宿」という検索ジャンルがあるサイトもあります。

また、口コミサイトのフォートラベルでは口コミにおける評価項目に「コストパフォーマンス」が入っています。一方で、じゃらんや楽天には「コストパフォーマンス」という評価項目はありません。なお、大手サイトの評価項目については、チェックインからチェックアウトまでの期待の中でまとめていますので、気になる方はご覧ください。

コスパの項目がある項目別評価表は見やすい

項目別評価表にコスパという項目があれば、口コミを見る側の立場からは非常に有用な情報となります。例えばA旅館とB旅館という旅館があり、B旅館の価格はA旅館の10倍ですが、その他の点は全く同じレベルの宿であるとします。この場合、コスパの項目がある項目別評価表と、コスパの項目がない項目別評価表での評価以下の通りとなります。

コスパの項目がある項目別評価表による比較

A旅館コスパあり項目別評価表
サービス
(3.0)
部屋
(3.0)
設備アメニティ
(3.0)
風呂
(3.0)
食事
(3.0)
コスパ
(5.0)
総合評価
(4.0)
B旅館コスパあり項目別評価表
サービス
(3.0)
部屋
(3.0)
設備アメニティ
(3.0)
風呂
(3.0)
食事
(3.0)
コスパ
(1.0)
総合評価
(2.0)

全く同じレベルの宿なのに、B旅館の価格はA旅館の10倍しますので、総合評価はB旅館の方が悪くなります。ここで大切なのは項目別評価で、コスパという評価項目があることにより、コスパ(価格)以外の項目は同レベルで、コスパ(価格)のみに差があるという事実を正しく反映した項目別の評価となっています。

コスパの項目がない項目別評価表による比較(じゃらんや楽天)

A旅館コスパなし項目別評価表
サービス
(4.0)
部屋
(4.0)
設備アメニティ
(4.0)
風呂
(4.0)
食事
(4.0)
総合評価
(4.0)
B旅館コスパなし項目別評価表
サービス
(2.0)
部屋
(2.0)
設備アメニティ
(2.0)
風呂
(2.0)
食事
(2.0)
総合評価
(2.0)

B旅館がA旅館より劣っているのは価格(コスパ)のみです。それなのに、コスパという評価項目がないと、B旅館は部屋や食事、風呂などすべてにおいてA旅館より劣っているように見えてしまいます。この点において、項目別評価に「コスパ」という項目はあった方が良いと言えます。

口コミで項目別の評価をするのは難しい

ただし、じゃらんや楽天で採用されているコスパがない項目別評価が誤っている訳ではありません。口コミを書いている人はわかるかと思いますが、コスパという評価項目がない以上、「高い割には大した部屋ではなかった」という項目毎の採点になるということです。

一方でコスパという項目がある場合は、価格のことは無視した上で、コスパ以外の各項目を評価することになります。言うのは簡単ですが、価格のことは無視して、部屋や食事、風呂といった項目を適切に採点し、「コスパ」という評価項目も適切に採点できる方は、そう多くないと考えています。

また、じゃらんや楽天で採用されているコスパがない評価表においても、価格を無視して採点をしている方もいると考えています。A旅館はコスパを考えれば総合評価4が適正のはずですが、価格のことは無視して、「普通の部屋や食事だったから総合評価も3だな」と考えてしまうということです。

このあたりは、口コミの評価が主観的なものである以上、仕方がないところです。

宿選びにおけるコストパフォーマンスとは

上記では、予約サイトなどにおけるコスパの取り扱いについて、記載をさせて頂きましたが、そもそも、宿選びにおけるコスパとはなんなのでしょうか。

「コスト」については簡単で、宿泊料金として払う費用だということに異論はないかと思います。一方で、「パフォーマンス」については、何をもってパフォーマンスというかは難しいところですが、私は「評価点」であると考えています。

「組織の成果は組織の外にある」という言葉があります。すごく高級な設備を揃えて、従業員が頑張って働いている宿であっても、口コミなどの外からの評価として認められないとパフォーマンスとしての意味はないということです。

この前提に立つと、コスパが良い宿とは、評価点がより高く、宿泊料金がより低い宿ということになります。

コスパの項目がない項目別評価表では当然コスパはわからない

評価点がより高く、宿泊料金がより低い宿がコスパが良いなんて当たり前じゃないかと思うかもしれませんが、予約サイトにはコスパに関する情報があまりないので、評価点や宿泊料金が異なる中で、どれがコスパの良い宿かを判断するのは簡単なことではありません。

このブログでは、宿を比較する際の参考にして頂くために、各宿の情報として「評価点に基づき算定した基準となる宿泊料金」を記載しています。この基準料金は、評価点と比例するように算定されています。評価点が高ければ高い金額となりますし、評価点が低ければ低い金額となります。以下で、さきほどとは違うC旅館とD旅館で、項目別評価表の例を挙げさせて頂きます。

C旅館コスパなし項目別評価表
サービス
(3.0)
部屋
(3.0)
設備アメニティ
(3.0)
風呂
(3.0)
食事
(3.0)
総合評価
(3.0)
D旅館コスパなし項目別評価表
サービス
(3.0)
部屋
(3.0)
設備アメニティ
(3.0)
風呂
(3.0)
食事
(3.0)
総合評価
(3.0)

A旅館とB旅館の例で示した通り、コスパが良い宿の総合評価は、当然高くなります。ただし、上記のじゃらんや楽天が採用しているコスパの項目がない項目別評価表では、コスパが良くて総合評価が高くなっているのか、他の項目で総合評価が高くなっているのか判断できません。上記のC旅館とD旅館の例では、C旅館とD旅館は項目別評価でも全く同じ評価です。

このブログでのコスパの把握方法

そこで、このブログの基準料金を使います。この基準料金と、検討している宿の具体的な部屋・日付における実際料金を比較します。具体的な部屋は、そこまで意識する必要はないですが、その宿の標準的な部屋とするのが望ましいです。

この比較により、「同じ3.00の総合評価で基準料金も同一だけど、C旅館は基準料金より実際料金が10,000円安くて、D旅館は基準料金より実際料金が10,000円高いぞ。」という、コスパに関する定量的な情報を把握できます。

この場合、基準料金より10,000円安いC旅館は、部屋や食事、風呂などはイマイチだけど、コスパが良くて評価を得ている可能性が高いです。ここで注意が必要なのは、同じ総合評価3なら実際料金が安いC旅館の方が良い宿!というのは誤った考えということです。D旅館もただ高いだけの悪い宿ではなく、総合評価はあくまでC旅館と同じです。

価格は気にしないという方は、基準料金より10,000円高いという強気な価格設定でも総合評価3を維持できているD旅館を検討すべきです。コスパの悪さをカバーする、部屋や食事、風呂などの高評価を期待できるからです。コスパの項目がある項目別評価表だと、C旅館とD旅館は以下のような評価となるはずです。

C旅館コスパあり項目別評価表
サービス
(2.0)
部屋
(2.0)
設備アメニティ
(2.0)
風呂
(2.0)
食事
(2.0)
コスパ
(4.0)
総合評価
(3.0)
D旅館コスパあり項目別評価表
サービス
(4.0)
部屋
(4.0)
設備アメニティ
(4.0)
風呂
(4.0)
食事
(4.0)
コスパ
(2.0)
総合評価
(3.0)

コスパが高評価だとそれ以外の項目が低評価になる

総合評価が同一の場合、価格が安いという事実は、C旅館の強みになると同時に、コスパ以外の評価項目がD旅館に比べて低いことを暗示させる弱みにもなってしまいます。上記の表でも明らかですが、総合評価が同一の場合、コスパが高評価だとそれ以外の項目は低評価になってしまうのです。

これはあくまで例ですが、部屋や食事などの評価が2だといくらコスパがよくても嫌ですよね。コスパが良い宿を選びたい!という人は、総合評価3などではなく、このブログに掲載されているような総合評価が高評価の宿の中から、基準料金より実際料金がより安い宿を選ぶようにしましょう。

総合評価が高評価の宿であれば、コスパの高評価分を差し引いても、部屋や食事のレベルは満足できるレベルの宿が多いはずです。

また、この基準料金は、1つの宿単独で使うというより、価格面でどちらにしようか悩んでいる宿を比較する場合に、より利用価値があると考えています。

4.47で基準料金より5,000円安い宿、4.35で基準料金より2,000円安い宿、どっちだ?という使い方です。この場合は、宿泊料金自体は前者の宿が高いはずですが、コスパ的には高評価でより安い前者の宿を選ぶべきです。

基準料金を利用してコスパと真剣に向き合う

以上、このブログでの少しマニアックなコスパの考え方を説明させて頂きました。

この基準料金は、ただ単に評価点と比例する金額を各宿について記載しているだけです。しかしながら、コスパについて真剣かつ合理的に検討するのであれば、上記の「基準料金といくら差があるのか」という定量的な情報を把握することは、検討している宿を取捨選択する上で、有用であると考えています。

最後まで読んで頂きありがとうございました。以下の記事をまだご覧になっていない方は、このブログ記事が属する「宿選び」カテゴリーの目次になっていますので、宜しければご覧ください。
失敗しない宿選びのコツ 宿選びポイント 【失敗しない宿選びのコツ】3分でわかる!あなたに合った宿選びの改善ポイント