有名で高評価の宿に泊まるのも良いですが、なんだか無難でつまらないと感じてしまいます。もっとドキドキする宿はありませんか?
あえて予約サイトで最低最悪な評価となっている宿を選ぶと、ドキドキしながら未知との遭遇を楽しめます。
目次
常識を覆す宿選びメソッド!
もしあなたが、予約サイトであえて最低最悪の宿を予約したとします。その宿に対して、あなたの期待値が上がりすぎるということがあるでしょうか?
あり得ませんよね。
ここで、宿選びに失敗するとは、宿の実際の内容よりあなたの期待値が上がりすぎてしまうことです。
ということはつまり、失敗しない宿選びとは、最低最悪の宿を予約することです。
。。。。。え?
最低最悪の宿のデメリット
以上は、半分冗談で半分本気です。最低最悪の宿には、もちろん最低最悪の点、デメリットがあります。一方で、高評価の宿にはない、メリットもあると考えています。
まず、最低最悪の宿のデメリットですが、それは清潔感がないということです。最低最悪と言われてしまうような宿は、総じて清潔感がないという口コミが散見されます。その他のデメリットは、メリットにもなり得る可能性を秘めていると私は勝手に思っていますが、清潔感は別です。
宿泊業の基本である清潔感すらないということを許容できないと、最低最悪の宿のメリットは享受できません。
最低最悪の宿のメリット
最低最悪の宿のメリットについては、まず、期待値を上げようがないということです。私達は高評価の宿に対しては、どうしても期待をしてしまいますが、最低最悪の宿に対しては、期待のしようがありません。予約の段階で最低最悪の宿だと認識しているので、宿選びに失敗したと思うことがないということです。
また、ドキドキしながら未知との遭遇を楽しめるというメリットもあります。旅行の醍醐味は、未知との遭遇です。ありきたりで想像のつく高評価の宿より、予約した段階でドキドキしてしまうような最低最悪の宿に泊まることは、広い心をお持ちのあなたであれば、旅行の楽しみの1つになるのではないでしょうか。
さらに、最低最悪の宿は、当然ですが料金が安いことが多いです。高評価の宿は、料金が高くなってしまう傾向があるので、格安の一人旅を計画している時などは、あえての最低最悪戦略もありかと思います。
最後に、最低最悪の宿であっても、営業しているという事実です。どこがメリットなの?と思うかもしれませんが、宿泊業の基本である清潔感すら保てていないような宿は、通常潰れます。口コミや評価点として、最低最悪であるという情報がネットに掲載され続けているのに潰れずに営業できているということは、何かしらの良い点があるということです(あ、期待値上げちゃった。。)。
日本一低評価の宿
2019年5月現在、じゃらんと楽天の両方に掲載がある宿で、日本で一番低評価となっている宿は、河口湖の近くにある、湖翠苑という宿です。日本全国で評価点がついている宿の中でもワースト10以内に入っています。
ここで注意して頂きたいのは、じゃらんや楽天への掲載は、宿側が希望すれば掲載を中止できるということです。最低最悪といった評価がついてしまうと、宿側はいくら宿泊プランを掲載しても、なかなか予約が取れないので、何かしらの対応を取るか、掲載をやめてしまうのが通常です。
その点、湖翠苑は堂々としています。悪い口コミ、評価なんて関係ない、勝手に言っていろというスタンスです。低評価を放置している(できている)理由は宿によって様々ですが、この宿については、富士山が大好きな中国人向けでも集客しているようです。じゃらんや楽天以外の予約経路もしっかりあることから、低評価を放置できていると考えられます。
ちなみに、これだけ低評価がついている宿でも、口コミや評価点を確認せずに、予約サイトの写真など他の情報を見ている限りでは、なかなか良い宿に見えます。
口コミを確認する大切さがわかります。
ただ、今回の記事では、評価点が低く、悪い口コミが多い宿には泊まるべきではないという話をしたいのでありません。しっかり悪い口コミの内容を確認した上で、あえて泊まってみてはどうでしょうという話です。
森と湖の宿 湖翠苑
湖翠苑の評価と最安料金
じゃらん、楽天の2サイト平均評価点
1.68点
最安料金(1泊1名あたり税抜)
~9,999円
湖翠苑の規模とコスパ情報
湖翠苑は全53室の宿です。
平均評価点に基づき算定した基準となる宿泊料金(基準料金)は1名あたり0円で、基準料金より平日1泊2食付きの実際料金の方が高めです。
湖翠苑の項目別評価と口コミ構成
口コミ構成比率表
(悪いには普通を含む)
低評価の宿情報を見てわかること
以上の形式は、このブログでの他の宿と同様の形式ですが、内容については、低評価の宿となってしまっているため、異なる点がいくつかあります。
まず、平均評価点については1.68となっています。評価点のみで宿を選択しようとした場合、さすがに1.68だと、この宿はないかな。。と判断できます。
ですが、全国の評価点がある宿のうち、98%以上の宿は評価点が3.0以上の宿です(参考記事:このブログの内容)。つまりこの宿のように3.0未満がついている宿は全体の2%程度しかなく、ほとんどの宿は3.0以上の評価となっているのです。この辺りは、なるべく予約をしてもらいたい予約サイトの宿に際する優しさというか、金儲けの匂いというかを感じます。
コスパ情報については基準料金0円、項目別評価もほとんどが1.0という厳しい評価となっています。これは、予約サイトのせいというより、このブログでは高評価の宿同士の比較がしやすいように数値を算定しているため、低評価の宿を対象とすると異常値となってしまっているところです。
口コミ構成比率については、最低評価の宿にしては、意外と悪い口コミが少なく、良い口コミが多いという印象ではないでしょうか。口コミの構成比率を算定するにあたり、このブログではトリップアドバイザーの情報も参照していますが、今回のトリップアドバイザーでの評価については、じゃらんや楽天ほど悪いものではありませんでした。大手サイトでも評価に差があることが、このブログでの評価点と口コミの構成比率が整合しない理由の1つです。
また、このブログでの評価点は直近の口コミに基づいて算定されているのに対し、口コミ構成比率表は過去分も含めた口コミの構成比率になっていることも影響しています。今回の宿については、直近で口コミの評価を落としてしまっているため、過去分も含めた口コミ構成比率表は、比較的良い内容となっています。
大手サイトでも評価は異なる
今回は、じゃらん、楽天では最低評価だけど、トリップアドバイザーでは普通の評価という内容でした。当然、この逆もあり、じゃらん、楽天では高い評価だけど、トリップアドバイザーでは低い評価ということもあります。
では、何を信じれば良いの。。。という悩みの1つの答えとて、このブログでは、口コミ構成比率表を作成するにあたり、悪い口コミが比較的豊富な、楽天とトリップアドバイザーの平均を取っています。これにより、偏りの少ない情報から、評価点の裏取りができるようにしています。
今回は、最低評価の宿を対象としたので、口コミ構成比率表を見ることで、やっぱり駄目じゃんこの宿!となるか、意外とこの宿は良いのではないか?と思うことになります。
高評価の宿を対象としているこのブログの通常のランキング記事では、口コミ構成比率表を見ることで、やっぱり悪い口コミも少ないしここにしよう!となるか、あれ悪い口コミが意外と多いぞ。。変だな。。と思うことになります。
悪い口コミの比率が20%以上の場合は、具体的な口コミの内容を予約サイトなどで確認するのが良いかと思います。
悪い口コミとの向き合い方
最低最悪の宿を予約するというのは、少し極端な話でしたが、どの宿にだって悪い口コミやデメリットはあります。
そこまで含めて、私はあなたに決めました。。。
そんな宿選びができると良いのではないでしょうか。
最後まで読んで頂きありがとうございました。以下の記事をまだご覧になっていない方は、このブログ記事が属する「宿選び」カテゴリーの目次になっていますので、宜しければご覧ください。
【失敗しない宿選びのコツ】3分でわかる!あなたに合った宿選びの改善ポイント